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ダイレクトボンディング
こんにちは。別府優子です。
マイクロスコープを導入して早9カ月。
毎日の診療で、大活躍してくれています!
『精密治療』にマイクロスコープ(医療用顕微鏡)は欠かせません!
今日は、マイクロスコープを使用して行う精密治療の一つ
【ダイレクトボンディング】
についてお話しします。
大臼歯があります。(左上第一大臼歯)
虫歯を削るとこんな穴が開きました。
さて、考えてみて下さい。
今は模型を真横から削っているので、虫歯だけを削ることが出来ていますが、
実際はとなりに歯があるので、上からしかアプローチできません。
そのため、このサイズの虫歯に保険治療を希望されると
こんなに大きく削って、銀歯を入れることになります。
一方、マイクロスコープを駆使したダイレクトボンディングであれば、虫歯を削っていく量が、必要最低限。
このままの状態で一切の隙間を作ることなく、穴を満たしていくことができます!
出来る限り歯質を温存できる、素晴らしい治療です。
歯は削った分だけ寿命が短くなっていきます。
銀歯などで治療した部分がまた虫歯になると、さらに大きく削っていかなくてはなりません。
一方、辺縁封鎖性(隙間なく充填されている)に優れたダイレクトボンディングは、
再治療のリスクが0に等しく、歯の寿命を限りなくキープする生体に優しい治療と言えます。
ご自身の歯でずっと美味しく食事がしたい気持ちは、皆さんお持ちだと思います。
一本の歯の治療へのこだわりが、積み重なって、年齢を重ねた時に結果となって現れます。
ぜひ、歯を大切になさってくださいね。