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歯科検診の大切さ
こんにちは。別府優子です。
先日、2年ぶりに12歳の男の子が来院しました。
実は、この男の子は、とても思い出深い子なんです。
2年前、10歳のころに来院した際、生えているはずの6歳臼歯が口の中に出てこれていないので、矯正治療をお勧めしました。
お母さまと一緒に説明を聞いていたのですが、10歳の男の子は
「矯正するくらいなら、死んだほうがまし!!!」
と、大反発して、それ以来クリニックには来てくれなくなってしまいました。。。
お母さまは、健康管理に関してとても熱心で、そのご兄弟は歯科検診に連れてきていらっしゃいました。
その時に「お兄ちゃんは元気ですか?」
と、何度もお声掛けはしていましたが、歯医者さんに行くの自体がイヤだったようです。
そんな経緯があって、2年ぶりの来院!
小学校6年生になり、心身ともに成長していました。
「今日は検診をお願いします!」
とのことで、2年ぶりの診査ですが・・・
引っかかって出てこれない6歳臼歯に、神経までおよぶ大きな虫歯が出来ています!!
(本人は「痛くないよ~♬」と平気な様子です)
子供の虫歯の進行は早いです。
2年間で、こんなに大きな穴が開きます
レントゲンや口腔内をお母さまにも確認いただき、
「引っ張ってでも連れてきたらよかったですね・・・」とおっしゃっていました。
ここに歯科検診の重要性があります。
自分では(もちろん保護者の方も)気が付かないお口のトラブルをいち早く察知しお伝えする、
それが【定期検診】です。
歯は一度だけ生え変わりますが、平均で80年くらい同じ歯を使わなければなりません。
そのためには、小さなころからの歯科検診が大切になってきます。
さて、この男の子の治療ですが、どのような計画を立てていくのが、ベストでしょうか?
その話はまた後ほど。。