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おわりに(漢方治療その3)
こんにちは。別府優子です。
漢方治療のお話、いかがだったでしょうか?
今回の治療内容と、学んだ漢方の知識を合わせて3つ、お話しします。
①体質・症状とぴったり合った漢方は即効性がある!
「漢方は効果が出るのに時間がかかる」と言って敬遠される方がいらっしゃいます。
実は、効果を感じるのに2~3か月も必要はないんです。
今回、私は1日3回飲んだだけで、効果を実感できました!
「これは効く!」と、体が分かるわけです。
もちろん、1日でなく、ある程度は飲んでみる必要はあると思いますが、
ある程度の日数、飲んでみて効果を感じられない漢方は、効いていない可能性が高いと言えます。
②止め時は自分で決める
「これは効果がある」と自分で分かるように
「もうこれ以上は飲まなくていいな」というのも、自分で気付けます。
薬に頼らなければ、症状が出てしまうのでしたら、まだ飲む必要がありますが、
「なくてもやれるんじゃないかな?」と、思い出したら止め時です。
ぶり返しが心配かもしれませんが、そうなれば、また飲めばいいだけのことです。
③人生いろいろ 個体差もいろいろ
今回、私にぴったりと合致した漢方ですが、これは万人に合うというわけではありません。
西洋薬は、病気に対して薬が処方されますが、漢方薬は、体質・症状に対して処方されます。
ここに、大きな違いがあるのです。
例えば、私は「疲れにくく」「手足は熱をもって」「便秘気味」「顔色は赤~白」「行動はアクティブ」(実)
そこに、「疲れやすい」「冷え性がある」「軟便」「お腹が弱く」「青白い顔色」「引きこもり気味」(虚)の方が
私と同じ漢方は、効果があるとは言えないのです。
同じ【風邪】でも、「熱」から来る人と「冷え」から来る人では、処方が違うということ。
これが、西洋薬だと、同じ【風邪】になってしまいます。
どちらがいい、という話ではなく、お互いのいいとこどりをして、QOL(quality of life)を向上させていこう!
ということです。
いかがだったでしょうか?
実践を交えた【漢方治療】
漢方は、本当に奥が深くて面白いです!