歯の詰め物・被せ物の違いは？素材を選ぶときの注意点を解説

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2025.12.01

むし歯の治療で歯の詰め物や被せ物をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

近ごろでは保険適用の範囲が変更され、一定の条件を満たせば保険内で白い素材を使用することもできるようになりました。

そこで今回は、詰め物と被せ物の違いや、使用する素材の種類について解説します。

素材を選ぶときの注意点も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

むし歯の治療では、進行具合によって詰め物や被せ物で歯を補う必要があります。

詰め物とは、小さなむし歯を削った穴を埋めるための補綴物です。ごく小さいものであれば歯科用の樹脂を使用し、樹脂で補えない場合は金属や歯科用プラスチックで詰め物（インレー）を作成して装着します。

被せ物とは、むし歯が大きく進行した場合に、神経を取る処置などを経たあとに装着する、歯をぐるっと覆う補綴物（クラウン）のことです。

詰め物や被せ物のどちらを使用するかはむし歯の大きさによって異なり、自分で好きなように選ぶことはできません。

詰め物や被せ物を作成する素材は、保険内・外で使用するものが異なります。それぞれ適した部位が異なるため、歯科医師とよく相談しながら選択するとよいでしょう。

保険内には、次のようなものがあります。

保険内で作成するものは、基本的に金属もしくは歯科用樹脂・プラスチックで作成されます。比較的安価で作成できますが、審美的な面が考慮されることはありません。

保険外であれば、次のような素材も選べます。

保険外では治療費の全額を負担することになりますが、審美性・機能性に優れた素材を選ぶことができます。セラミックやジルコニアは金属アレルギーの心配も少ないため、メタルフリー治療にも適した素材です。

詰め物や被せ物は、多くの人が保険内で治療を受けているのではないでしょうか。むし歯治療で詰め物や被せ物の種類を選ぶときは、保険内・外の両方を視野に入れて、次の4つのポイントを意識して選んでみましょう。

まずは、予算内に収まる治療費であることが大切です。保険外の素材は治療費の全額を負担することになるため、しっかりと確認するようにしましょう。

次に、前歯など目立つ部位の治療では、見た目の美しさも重要なポイントとなります。銀歯は違和感がでてしまうため、予算と天秤にかけながら適した素材を選びましょう。

続いて、ずっと使っていく詰め物・被せ物のため、実用面に欠けていては長持ちしません。硬くて丈夫な素材は噛み合う歯を傷つけることもあるため、多方面から考慮して決めるようにしましょう。

さらに、金属アレルギーの心配がある人は、保険内の金属や保険外のゴールドではアレルギー反応がでてしまうことがあります。心配な人はメタルフリーであるセラミックやジルコニアなどの素材であれば安心して治療を受けられるでしょう。

むし歯治療で使う詰め物・被せ物の違いや素材の特徴をお分かりいただけたでしょうか。

詰め物や被せ物の種類はさまざまで、保険内・外の両方を視野に入れると豊富な選択肢の中から自分に適したものを選べるようになります。

お口の状況や歯科治療にかけられる予算などを考慮し、納得できる素材で治療を受けるようにしましょう。

どの素材がいいのか分からない、素材について詳しく知りたいという人は、お気軽にご相談くださいね。

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