お役立ちコラム
入れ歯は食事が楽しめない?原因と対策を解説
失った歯の機能を補う治療に、保険適用で作成できる入れ歯があります。
比較的短い期間で作成できることや、自分で取り外して管理できるなどの理由から、多くの人に選ばれている治療です。
しかし、「入れ歯はご飯が美味しくない」「食事が楽しめなくなった」など、不満の声を聞くこともあるでしょう。
そこで今回は、入れ歯だと食事を楽しめないといわれる理由と、その対策について解説します。
入れ歯で不便を感じている人、これから入れ歯を作成する人は、ぜひ参考にしてくださいね。
入れ歯だと食事が楽しめないといわれる理由
実際に入れ歯を入れている人から、入れ歯についてよくない話を聞いたことがある人もいるでしょう。
ここでは、入れ歯だと食事が楽しめないといわれる代表的な理由を紹介します。
①食事中にズレることがある
お口に合ってない入れ歯を使っていると、食事のたびに入れ歯がズレたり外れたりして、食事を楽しめないことがあるでしょう。
また、入れ歯と歯ぐきのすき間に食べ物が詰まり、気になって集中できないこともあるかもしれません。
②食べ物の温度が伝わりにくい
保険適用で作成する入れ歯は、歯科用のプラスチックで作成するため、強度を保つにはある程度の厚みが必要になります。
総入れ歯の場合は上顎を覆うような作りになるため、食べ物の温度を感じずらく、食事本来の楽しみが損なわれてしまうのです。
③異物感による心理的な味覚障害
年を重ねると、生理現象のひとつとして味覚が衰えてしまいます。
そこへ入れ歯の異物感が加わり味覚障害を引き起こしてしまうケースも珍しくありません。
日ごろから入れ歯を使った食事に不満を感じていると、食事の楽しみを見いだせないこともあるでしょう。
入れ歯でも食事を楽しむために
入れ歯は食事を楽しめないと聞くと、他の治療方法を検討した方がいいのか迷っていしまうこともあるでしょう。
しかし、入れ歯でもいくつかのポイントを意識することで、しっかりと食事が取れるようになります。
ここでは、入れ歯で食事を楽しむためにできる対策について解説します。
対策①:定期的に入れ歯を調整をする
入れ歯がきっかけで食事が楽しくなくなった、会話中に口元が気になるなどの不便を覚える理由に、お口に合っていない入れ歯を使っていることがあげられます。
自分のお口に合っていない入れ歯を使い続けると、食事が楽しめないだけでなく、歯ぐきや粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
顎の骨は歯を失うと痩せてゆくため、その時々に合った入れ歯へと調整しながら使い続けることが大切です。
入れ歯の調整だけではお口に合うものに仕上がらなくなった場合は、思い切って新しいものに作り替えましょう。
お口の中は常に変わってゆくため、過去に作成した入れ歯を調整せず使い続けることは難しいこともあります。
対策②:自由診療の入れ歯を作製する
保険適用で作成する入れ歯は、歯科用のプラスチックで作成するため、強度を保つために厚みを持たせる必要があります。
分厚い入れ歯はお口の中で違和感を覚えやすく、食事や会話に集中できないこともあるでしょう。
保険適用外の自由診療で作成する入れ歯は、一部に金属を使用できるため薄くて丈夫な入れ歯を作ることができます。
金属は熱伝導率も高いため、食べ物の温度をしっかりと感じられるメリットも得られるでしょう。
費用の全額を負担することにはなりますが、長期的な視点で考えると、費用対効果の高い治療となることもありますよ。
自分のお口に合った入れ歯を使いましょう
入れ歯は自分のお口に合ったものを使うことで、食事に困ることがグッと少なくなります。
しかし、自分の歯に勝る人工歯はなかなか作れないため、まずは健康な歯を少しでも多く残せるよう意識してみましょう。
入れ歯の作成や調整でお困りの人は、お気軽にご相談くださいね。
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