失った歯の機能を補うために有効的な治療であるインプラント。

入れ歯やブリッジに次ぐ第3の治療として、治療を検討している人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、インプラントのメリット・デメリット、受けられる人の特徴について詳しく解説します。

歯科インプラントとは

インプラントと聞くと、歯科の治療をイメージされる人も多いですが、歯科だけでなく「体内に埋め込む医療器具・材料」として幅広い治療方法があります。

歯科におけるインプラントとは、歯を失った部位の顎の骨に人工歯根となるインプラント体を埋め込む治療のことを指します。

インプラントは誰でも受けられる？

事故やむし歯・歯周病などで歯を失った人、先天的に歯が少ない人などが受けられ、1本からすべての歯まで対応できます。

しかし、高血圧症や心臓疾患などの循環器系疾患、ぜんそくなどの呼吸器官系疾患、骨粗しょう症や糖尿病などの既往歴がある人は、治療を受けられないことがあります。

また、歯周病が重症化し顎の骨がほとんど溶かされている場合も、インプラント体が安定しにくいことから治療できないこともあるでしょう。

どのような状態でも受けられる治療ではないため、歯科医師やかかりつけの医師とよく相談しながら決定する必要があります。

インプラントのメリット

自分の歯のようにしっかり噛める

インプラント最大のメリットに、自分の歯のようにしっかりと咀嚼できることがあげられます。

ブリッジや入れ歯では力を入れて噛むことが難しかったり、食べ物が詰まりやすかったりと、食事に不便を覚えることも少なくありません。

インプラントは1本1本独立した治療が可能で、顎の骨を支えにするため、自分の歯のようにしっかりと噛むことができるのです。

周囲の歯を守りながら治療できる

人工歯根となるインプラント体を顎の骨に1本ずつ埋め込むため、それぞれ独立した治療が可能となります。

そのため、ブリッジや入れ歯のように、周囲の歯を支えにすることはありません。

また、天然の歯は根っこを失うと咀嚼時の刺激が加わらず、顎の骨が痩せてゆき周囲の歯に影響を与えることがあります。

インプラントを受けることで顎の骨に刺激が伝わるようになり、顎の骨が痩せてしまうのを防げるメリットもあります。

自然な見た目に仕上がる

ブリッジや入れ歯は保険適用で作成できるため費用は抑えられますが、見た目の印象まで考慮した治療は行えません。

インプラントで作成する人工歯には、審美性の高いセラミックやジルコニアを使うことが多く自然な見た目に仕上げることができます。

周囲の歯とよく馴染むよう色味や形も調整できるため、会話や食事のときに口元の印象を気にする心配はいらないでしょう。

インプラントのデメリット

健康保険が適用されない

インプラントは保険が適用されない自由診療となるため、治療費の全額を負担しなくてはなりません。

費用の総額はお口の状態や歯科医院によって異なりますが、決して安いとはいえないでしょう。

治療期間が長い

インプラントの治療期間には個人差がありますが、人工歯が装着されるまで4～12ヶ月ほどかかります。

他の歯科治療と比べて治療期間が長くなるため、その間はプライベートな予定が立てずらくなるかもしれません。

定期的なメンテナンスが必要

治療が終われば永久的に機能するわけではなく、長く良好な状態を保つために定期的なメンテナンスが欠かせません。

また、インプラント治療後は歯周病に似た「インプラント歯周炎」にかかりやすいため、これまで以上に丁寧なケアが必要です。

インプラントを検討中の人は、お気軽にご相談ください

近ごろでは、長期的な視点からインプラントを受ける人も増えはじめ、それに伴ってインプラント治療を受けられる歯科医院も増えています。

インプラントは麻酔が伴う外科手術のため、治療を受ける医院選びはとても大切です。

インプラントを検討しているものの治療に踏み切れていない人や、インプラントを受けるか迷っている人は、小さなことでもお気軽にご相談ください。

医院紹介

福岡市中央区の閑静な住宅エリアに構える「べっぷゆうこ歯科・矯正クリニック」は、地域の患者さまが持つさまざまな悩みに寄り添う歯科医院です。

幅広い専門性を持つ院長が健康な歯を残すために、総合的な診断とオーダーメイドの治療プランを提案しています。

お口の中のお困りごとは、どのような小さなことでもお気軽にご相談ください！

【医院名】べっぷゆうこ歯科・矯正クリニック
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