ブログ
痛くない注射
こんにちは。別府優子です。
皆さんは【麻酔】についてどんなイメージをお持ちですか?
私は、診療の中で患者さんに『麻酔の必要性』の説明と『麻酔の希望の有無』をお尋ねします。
「どんな治療でも麻酔をして欲しい」という患者さん。
「多少のことは我慢するので麻酔をしないで欲しい」という患者さん。
様々です。
(個人的には、治療を受ける側であれば「麻酔をして欲しい」派です)
麻酔をすることになったとしても、出来る限り痛くない注射をして欲しいですよね。
(私も強く願います!)
当クリニックでは、常時、麻酔の針を2種類用意しています。
30G(ゲージ) 径が0.3mm 長さが21㎜
35G 径が0.23㎜ 長さが12㎜
二つを比べてみると・・・
私は、両方試してみましたが、35Gは本当に痛みを感じませんでした!ほぼ無痛!!
「じゃあ、全部35Gで処置すればいいんじゃない?」
と、思われましたよね?
では、考えてみてください。
細い35Gがなぜ短いのか?
折れる危険性を低くするためです。
つまり、奥の方の歯を処置する時に、短い針では届きにくく、
また、外科処置などでは麻酔を数回に分けてするため、細い針では耐えられなくなるため、長い針を使用します。
もちろん、子供の治療で必要であれば、35Gを必ず使っています。
この様に、処置によって使い分けをしています。
麻酔を注射が苦手な方は、ぜひ35Gを体感してみて欲しいです!