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お菓子は全部だめ?
こんにちは。別府優子です。
子供を持つお母さまから、こんなことを聞かれます。
「おやつはやめたほうがいいですか?」
お菓子つくりをした経験のある方は分かると思いますが、お菓子にはびっくりするほど「砂糖」が入っています。
でも、お菓子を食べなければ虫歯にならないでしょうか?
そういうわけではありません。
ステファンカーブという、歯科では有名なグラフがあります。
口の中は、食事をとると酸性に傾き、その酸によって歯の表面が溶け出します。(脱灰)
その後、時間がたつと唾液の緩衝能により、口の中が中性になり、表面に構成成分がチャージされることで修復されます。(再石灰化)
実は、口の中では【脱灰】と【再石灰化】が日々繰り返されています。
しかし、食事やお菓子を食べる回数が多かったり、歯の間に食物が詰まったままだと、口の中が常に酸性に傾き、
脱灰に再石灰化が追い付かず、むし歯になってしまいます。
このため、食事の回数は3回+1回の間食。と決めるほうが良いです。
たべる頻度を決めると、酸性に傾く時間が短くなるため、むし歯になりにくくなります。
「お菓子を全部なくす!」
といった大きな決断をする前に、食事の時間や回数を修正するほうがはるかに楽ですよ。
美味しいスイーツは、大人でもやめられないですものね~♪