こんにちは。別府優子です。
今年に入って、当クリニックでは保険診療で使用できる漢方薬を処方しています。
私自身、東洋医学にとても興味があり、独学で学ばれた御高名な先生とご縁があったこともあり、少しずつですが、勉強を重ねています。
今日は、当クリニックで漢方薬を取り扱うようにした理由をお話しします。
まず1点目は、『ご高齢の患者さん』です。
当クリニックにお見えになる多くのご高齢の方はほぼ、様々な種類のお薬を常飲されています。
お薬手帳を見ながら、飲み合わせが悪いものや、重なるものなどがないか、目を皿のようにしてチェック!
投薬には、特に気を使います。
(⇑⇑スタッフもこういった本を読んで、勉強しています!)
その点、漢方薬は副作用がほとんどなく、飲み合わせなど気にすることなく、痛みや腫れにも対応できます。
2点目は、『未病のうちに立ち止まる!』です。
未病(みびょう)という言葉をご存知ですか?
人は「健康 → 病気」と、突然なるわけではありません。
「ちょっと今日は体調が悪いな・・・。」
「最近疲れやすく感じる・・・。」
「食欲がわかず、さっぱりしたものしか食べられない・・・。」
これらを放置していると、本格的な病がやってきます。
病気というほどではなく、「不調かな?」といったところに、使えるのが漢方薬です。
特に、歯科で扱う口腔領域というのは、「食べ物の入り口」、「命の入り口」と言っても過言ではないでしょう。
ちょっとした体のサインを見逃さず、自分をしっかりケアして、健康長寿を目指したいです。
東洋医学に関しては、また、ブログで少しずつお話ししていきたいと思います。