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ヤングケアラー

こんにちは。別府優子です。

 

【ヤングケアラー】をご存知ですか?

『病気や障害などを抱える家族の世話をする18歳未満の子供』のことです。

問題なのは、物心ついた時からその状態で、それが他の家庭と違う状況なのに気が付かないことです。

厚労省と文科省の調査では、高校生の24人に1人、中学生の17人に1人、小学六年生の15人に1人がヤングケアラーとのこと。

そして、そのケアの時間が長くなるほど、健康状態が悪くなっていることも明らかになっています。

 

私自身は、両親がいて兄弟がいて、祖父母、叔父、叔母など、親しい親戚もたくさんいました。

両親は口うるさかったけど、学生時代は自分の事を中心に、将来のことを考えることができきました。

当たり前の日常だと思っていましたが、それがかなわない子供たちがいる、ということです。

 

親のケアをしているのであれば、収入は少ないうえに医療費がかかり、ますます困窮していく。

自治体のサポートなどもあっても、情報が入ってこないので、現状が変わらない。

表面化しにくい問題かもしれません。

 

その状態を一番把握しやすいのが『学校』(遅刻や欠席が増えるなど)

次が『病院』です。(病人の付き添いが子供だけの場合など)

 

当クリニックは歯科なので、上記病院には該当しにくいかもしれません。

それでも、そういった状況を見過ごすことはできません。

話を聞いたり、相談をうけたり、また、噂を聞いたりしたら、ぜひ力になりたいと思います。

福岡市もヤングケアラーのサポート窓口が先々月から出来たとのこと。

周囲の大人の声掛けも大切です。

1人でも多くの子供たちが、自分の将来を思い思いに描き、前向きに過ごせるように、サポート出来たらと思います。

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