こんにちは。別府優子です。
本日は、【カウンセリング】に必要な資料について、お話しいたします。
基本的な資料は、①パノラマX線写真 ②デンタルX線写真10(14)枚法 ③口腔内写真 ④歯周組織精密検査 ⑤研究用模型(スタディーモデル)⑥顔写真です。
①パノラマX線写真
これは、先日、お話ししましたね。
上の写真は、当クリニックで、患者さんにパノラマ写真でどんなことを読み取っているのか、説明する資料です。
歯牙の他に、顎骨の状態や顎関節の形状など、様々なものが情報として写っています。
②デンタルX線写真10枚法
これは、先日の小さなレントゲンを10~14枚撮って、並べたものです。
①のパノラマでは、歯牙1本1本が詳しく見えないので、こちらでしっかり診断していきます。
③口腔内写真
こちらは、レントゲンと違い、歯肉や頬粘膜などの軟組織も映っています。
また、患者さんには一番理解しやすい材料とも言えますね。
④歯周組織精密検査
この検査は、歯牙1本につき、6か所のポケット数値を図り、出血傾向・排膿・動揺度・リセッション(歯茎の退縮)・プラークの付着をチェックします。
これによって、歯周病の程度や歯磨きが出来ていない場所、抜歯するのか保存可能か、というのも分かります。
⑤研究用模型(スタディーモデル)
こちらは、患者さんのお口の中を型取りしたものを、石膏模型にして再現したものです。
模型があると、患者さんも理解しやすいですよね。
⑥顔写真
最後に顔写真です。
ケースによっては、正面だけでなく、斜め45度、真横と撮ります。
これにより、お顔全体と歯とのバランス、口元の印象などを分析します。
①~⑥がカウンセリングを行うにあたり、採得する基本の資料です。
次回は、基本の資料に加え、もう少し資料が必要な方のケースのお話をします。
お楽しみに!