こんにちは。別府優子です。
さて、今日は追加の資料についてです。
「えーー!まだあるのーー?」とお思いでしょうか?
初診時の資料は、治療が始まると戻ってこないため、しっかり検査しておく必要があるんですよ。
⑦歯周病原菌細菌検査
この検査は、患者さんの口腔内から採取した菌を、外部の会社に委託して、細菌量を数値化する検査です。
外部に委託するため、自費診療となり、患者さん負担は22000円です。
「重度の歯周病」と診断された患者さんには、検査をお勧めしています。
歯周病の重度の患者さんは、様々な要因で歯周病に罹患しています。
細菌の量を知ることで、歯周病の原因のどのくらいの割合が、歯周病原菌なのかを知ることができます。
また、治療終了後、もう一度細菌検査を行い、確実に菌の量が減っていることを数字で確かめられるのもメリットです。
⑧CT撮影
親知らずの位置、根尖病変の状態、上顎洞の内部など、CTは3次元で撮影するため、多くの情報が入っています。
上の写真の患者さんは、上顎正中(真ん中)に、口蓋側(上あご)へ延びるように、過剰歯がありました。
この様に、2次元(レントゲン)では分からないことが、3次元(CT)では、読みとることができます。
こちらも、必要に応じて、撮影いたします。
⑨顎運動の動画
ここでは、動画はお見せできませんが、口を大きく開けたり、前後左右に運動させたり、という運動を動画に収めます。
これは、咬合再構成といって、かみ合わせの治療が必要な方や、顎関節症状がある方が対象です。
⑩セファログラム(頭部X線規格写真)
これは、骨や顎のゆがみ、顎顔面に対する歯牙の位置を見るものです。
主に、矯正治療を行う患者さんが対象です。
①~⑩のような様々な検査を行い、これらを分析して、カウンセリングに臨みます。
さて、次回はとうとうカウンセリング!について、お話ししていきます。